豊島区池袋のfreee・MFクラウド会計に強い税理士です。
弊所では、漫画家・作家などのクリエイターのお客様も数多くいらっしゃいます。
私自身も漫画・アニメが好きで、プライベートでは時間の許す限りずっと見ています。
ご面談時に自分の見ている作品に関わっている方とお会いすることが多く、大変嬉しく思います。
平均課税とは?
漫画・アニメの話をすると止まらなくなるので、税金の話を進めましょう。
弊所で初めて面談をされるクリエイターのお客様の確定申告書を拝見した際に、税金で大きく損していることが多い論点が平均課税かと思います。
クリエイターの収入は、単行本の出版やアニメ化などによって、年によって大きく変動することがあります。
もしもこれを通常どおりに確定申告すると、その年だけ所得税の税率が他の年にくらべて非常に高くなり、多額の税金を納めることとなるかもしれません。
※所得税は累進課税と呼ばれる、所得が増えるほど税率が高くなるため
そのような場合には、「平均課税」が利用できるかを検討すると負担する所得税が減少する可能性があります。
平均課税が使える場合は?
税負担を抑えてくれる「平均課税」ですが、クリエイターであれば必ず利用できるというわけではありません。
以下の条件に該当する場合に利用することが認められます。
①所得税がかかる所得が変動所得や臨時所得と呼ばれる所得に該当すること
変動所得には以下のようなものが挙げられます。
クリエイターの方は、本所得に該当するか確認が必要です。
※クリエイターの方に臨時所得はあまりないと思います
- 漁獲やのりの採取による所得
- はまち、まだい、ひらめ、かき等の養殖による所得
- 印税、原稿料などの報酬による所得
- 著作権の使用料による所得
臨時所得には以下のようなものが挙げられます。
- プロ野球選手などの契約金で報酬の2年分以上であるもの(3年以上の専属契約)
- 不動産を3年以上貸し付ける場合の対価(礼金、返還不要の敷金、権利金等)
②以下の条件のいずれかに該当すること
■前々年、前年に変動所得・臨時所得の合計額の2分の1の金額 < 本年の変動所得・臨時所得の金額である場合
→本年の変動所得・臨時所得の金額が本年の総所得金額の20%以上であること
■前々年、前年に変動所得がない場合
→本年の変動所得・臨時所得の合計額が、本年の総所得金額の20%以上であること。
■前々年、前年に変動所得・臨時所得の合計額の2分の1の金額 ≧ 本年の変動所得・臨時所得の金額であるとき
→本年の臨時所得の合計額が本年の総所得金額の20%以上であること
平均課税の留意点など
平均課税は所得税のみに利用が認められていますので、住民税や健康保険等が抑えられるわけではないので、ご留意ください。
平均課税は法人では利用できず、個人でのみ利用可能ですので、法人成りを検討する場合には、注意が必要です。
また、過去分の確定申告書で利用していなかった場合でも、要件を満たす場合には、利用できる場合がございます。
※弊所でも何件も実施しており、数十万円税金が戻る場合もございます。
専門的な内容になるため、実際どの程度税金が抑えられるかの記載は割愛しております。
平均課税が利用できるかの確認、実際の計算や書類の作成は、クリエイターのサポートを積極的に行っている弊所で実施致しますので、是非お声がけください。
